現在位置: ホーム イベント 第6回 CCMS(柏)ハンズオン: ALPSチュートリアル

第6回 CCMS(柏)ハンズオン: ALPSチュートリアル

作者: admin — 最終変更 2014年10月15日 14時22分
日時 2014年10月16日
13時00分 から 17時00分 まで
場所 東京大学物性研究所 A614号室
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【開催要項】

日程: 平成26年10月16日(木) 13:00~17:00
会場: 東京大学物性研究所 A614号室
受講人数: 8名 (先着順)
講師: 藤堂眞治 (東大院理/物性研)、松尾春彦 (RIST)、
諏訪秀麿 (東大院理)
受講料: 無料
主催: 計算物質科学イニシアティブ (CMSI)
共催: 高度情報科学技術研究機構 (RIST)

<参加申込>

※定員に達したため参加受付を終了しました。

【開催趣旨】

ALPS (Algorithms and Libraries for Physics Simulations)プロジェクトは、量子スピン系、格子ボゾン系、強相関フェルミオン系など強相関量子格子模型のシミュレーションためのオープンソースソフトウェアの開発をすすめている国際共同プロジェクトです。本プロジェクトではXMLやHDF5に基づく共通入出力ファイル形式の提案、ソフトウェア開発の基盤となるライブラリ、解析や可視化のためのツール、シミュレーションプログラムなどの開発などを行っています。ALPSでは、古典/量子モンテカルロ法、厳密対角化、DMRG、動的平均場近似のためのQMCソルバなど、基本的かつ重要なアルゴリズムに基づくシミュレーションプログラムが用意されており、計算物理の専門家でなくとも手軽にシミュレーションを始めることがでできます。また、ALPSでは並列シミュレーションのための多重並列スケジューラも整備されており、ユーザプログラムと組み合わせて使うことで、ノートPCからスーパーコンピュータ「京」のような超並列環境までシームレスに並列シミュレーションを実行することが可能となっています。

今回の講習会では、量子スピン/格子ボゾン系の厳密対角化/量子モンテカルロ法によるシミュレーションに興味をお持ちの方を対象として、ALPSの概要と基本的な使い方についての講義、物性研のワークステーションクラスタを用いたALPSアプリケーションの実行、結果の可視化に関する実習を行います。また、参加者がシミュレーションしたいと考えている模型に関しての個別コンサルティングも行う予定です。実験の方・大学院生の参加も歓迎します。

 

【対象者】

・ALPSアプリケーションを用いた量子スピン系/格子ボゾン系の厳密対角化/量子モンテカルロに興味のある方
・UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行等に慣れている方
・並列計算、プログラミングの経験は問いません

 

【プログラム】

13:00-13:15 はじめに
13:15-14:00 ALPSの概要
14:00-14:30 ALPSの実行 (実習)
14:30-15:00 休憩
15:00-16:00 Python, pyalps, matplotlib 入門
16:00-17:00 ALPSアプリケーションを用いた実習

 

【事前準備】

計算実習は物性研のワークステーションを用いて行います。計算実習のためにネットワークに接続できるノートパソコン(Mac OS X, Linux, Windowsなど)をご持参ください。Windowsの場合、SSHが使える端末ソフト(PuTTYなど)をあらかじめインストールしておいて下さい。

・参考資料: 「PuTTYとWinSCPの設定要領」

・ ALPSホームページ: http://alps.comp-phys.org/
・ ALPS@MateriApps: http://ma.cms-initiative.jp/ja/listapps/alps
・ ALPS講習会資料: https://sourceforge.net/projects/alps-tutorial/files/

 

 

 

 

【お問い合わせ】

計算物質科学イニシアティブ事務局 
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5 
TEL  04(7136)3279 / FAX  04(7136)3441
email  adm-office[at]cms-initiative.jp