物性研究所 計算物質科学研究センター 第3回シンポジウム
【開催要項】
- 日 時: 2013年11月19日(火) 13:00 - 17:40 (18:00~ 懇親会)
11月20日(水) 10:00 - 17:30
会 場: 東京大学物性研究所 6階大講義室
・物性研までの 地図
・柏キャンパス内の 地図 - 参加費 : 無料 (懇親会参加費 4,000円、学生2,000円)
<参加申込>
【概要】
物性研究所計算物質科学研究センター(CCMS)はK-computer の利用を念頭に、大規模並列計算による物質科学研究の推進を目的として2011年4月に発足した。とくに第1回(2011年9月)、第2回(2012年10月)のシンポジウムでは、共用法大規模実験施設(J-PARC, SPring-8, SACLA, K-computer)の連携をキーワードとして、実験家も交えた討論を行った。CCMS では、今年度より、元素戦略磁石拠点との連携も深まり、永久磁石の設計に関する研究にも重点をおいている。今回は前2回と比べてよりテーマを絞り、「スピン軌道相互作用」とくに「磁気異方性」に関連したトピックスを中心として、実験・理論・計算にまたがる問題について討論する。
【プログラム】
※講演タイトルは決まり次第順次アップロードいたします。
<11月19日(火)>
13:00-13:10 瀧川 仁 (物性研究所長)
13:10-13:50 中辻 知 (物性研究所)
「Pr系スピンアイスにおける量子揺らぎと量子臨界性」
13:50-14:30 求 幸年 (東京大学)
「スピンアイス伝導系が示す特異な量子伝導現象」
14:30-15:10 宮下 精二 (東京大学)
「掃引磁場下での大きなスピン(S>1/2)の磁化反転機構」
15:10-15:40 コーヒーブレイク
15:40-16:20 赤井 久純 (東京大学)
「f電子系の第一原理計算と永久磁石研究への応用」
16:20-17:00 小野 輝男 (京都大学)
「電流駆動磁壁移動のメカニズムとスピン軌道相互作用」
17:00-17:40 鈴木 義茂 (大阪大学)
18:00 懇親会
<11月20日(水)>
10:00-10:40 有馬 孝尚 (東京大学)
「磁気秩序が誘起する強誘電性と実効的ベクトルポテンシャル」
10:40-11:20 左右田 稔 (物性研究所)
「マルチフェロイック物質Ba2CoGe2O7 における反強的四極子相互作用の観測」
11:20-12:00 小野瀬 佳文 (東京大学)
「反対称磁気相互作用による磁性体のトポロジカル輸送現象」
12:00-13:00 ランチ
13:00-13:40 合田 義弘 (東京大学)
「永久磁石材料の保磁力・微細構造と磁気異方性」
13:40-14:20 小田 竜樹 (金沢大学)
「磁性薄膜およびMgO界面の磁気異方性とその電界効果に関する理論的研究」
14:20-15:00 鈴木 隆史 (兵庫県立大学)
「シャストリーサザランド格子磁性体の磁気秩序」
15:00-15:30 コーヒーブレイク
15:30-16:10 山地 洋平 (東京大学)
「イリジウム酸化物における磁性とトポロジカルな磁壁状態」
16:10-16:50 大串 研也 (東京大学)
「稜共有イリジウム酸化物における量子コンパス模型の実証」
16:50-17:30 近藤 猛 (東京大学)
「強相関イリジウム酸化物におけるフェルミノードの直接観察」
17:30 終了予定
【組織委員】
赤井久純(物性研)、有馬孝尚(東大新領域)、加藤岳生(物性研)、
川島直輝(物性研)、辛埴(物性研)、常行真司(物性研)、
中辻知(物性研)、益田隆嗣(物性研)、村上洋一(KEK)
※50音順、敬称略
<参考情報>
第1回シンポジウム (2011年9月12日開催)
第2回シンポジウム (2012年10月22日~23日開催)
【お問い合わせ】
CMSI 事務局
email: adm-office@cms-initiative.jp