現在位置: ホーム イベント その他イベント 配信 「連立一次方程式の反復解法ソルバーにおける並列処理と収束精度の問題について」

「連立一次方程式の反復解法ソルバーにおける並列処理と収束精度の問題について」

作者: 三浦 淳子 — 最終変更 2013年11月29日 10時44分

片桐孝洋(東大)、黒田久泰(愛媛大)

概要:

 本発表は、2部構成になっている。

 前半では、連立一次方程式における反復解法ソルバーにおいて、並列処理による演算順序の違いの影響により、一定の要求精度に対し収束までの時間が変化する事例を紹介する。一定時間で反復を打ち切る場合、並列処理で収束精度に影響を及ぼす場合がある。 

 後半では、早稲田大学大石研究室で開発された行列‐行列積演算の高精度解法(尾崎の方法)を、スーパーコンピュータ上で並列化する場合における効率の良い実装手法について紹介する。尾崎の方法を密行列の行列分解に適用し、演算の高精度化を実現することが期待されている。将来的には、疎行列に対応し、疎行列反復解法ソルバーへの適用が期待されている。

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