"ERmod: Fast and Versatile Computation Software for Solvation Free Energy with Approximate Theory of Solutions"
作者: 下敷領 恵美
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最終変更
2015年01月09日 14時20分
S. Sakuraba and N. Matubayasi, J. Comput. Chem. 35, 1592-1608 (2014)
エネルギー表示溶液理論は、溶質―溶媒相互作用エネルギーの分布関数から溶媒和自由エネルギーを構成する、新しい溶液分布関数理論である。適用範囲は広く、通常の溶液への溶解のみならず、ミセル・脂質膜・高分子のような不均一な分子集合系への物質分配をも、統一的に取り扱うことができる。ERmodは、エネルギー表示理論をソフトウェア化したものである。代表的なMDソフトと連携し、比較的短いMDシミュレーションから、様々な分子集合系への異種分子の結合強度と結合サイトの評価を行うことができる。MateriAppsおよびSourceForgeにて、ソースコード、マニュアル、テストデータを公開している。
（CMSI週刊ニュースvol.29(10.31.2014)に掲載）
