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統括責任者 ご挨拶

作者: admin — 最終変更 2015年07月24日 13時55分

【未来社会をうるおす水路を切り拓く】

・・基礎科学の源流を応用研究の奔流へ・・

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科学においては長い間、理論と実験が二つの主要な方法とされてきました。しかし、21世紀の私たちはこれに加えて第3の方法を手にしています。それが高い処理能力をもつコンピュータをフルに活用した計算です。シミュレーションや統計処理などの計算を道具として進める物質科学、すなわち「計算物質科学」は、理論と実験をつなげ、科学や技術の次なる扉を開きます。扱うのは原子1個から実用的な材料まで。計算物質科学は高性能コンピュータが可能にする新しいサイエンスです。

私たち計算物質科学イニシアティブ(CMSI: Computational Materials Science Initiative)は「次世代スーパーコンピュータ戦略プログラム」(平成22~27年度)の一環として、物性・分子・材料にかかわる重要課題に挑みます。加えて、計算物質科学を担う人を育てることも私たちの大きな目標です。得られた成果は、基礎科学に画期的な新知識をもたらすばかりでなく、性能の良いデバイス、効率の高い燃料電池、新しい薬剤などの開発を飛躍的に進めるはずです。

「スパコンでそんなことができるのか?」という成果を是非お目にかけたいと考えています。

CMSI 「計算物質科学イニシアティブ」は「次世代スーパーコンピュータ戦略プログラム」の分野2<新物質・エネルギー創成>を進める研究ネットワーク拠点です。物性科学・分子科学・材料科学の戦略機関3研究所、ならびに11の協力機関を中核として分野の壁を越えた研究組織が生まれます。CMSI は、この分野に関心のある産官学の研究者や開発者が自由に参加できる開かれたコミュニティーを育てます。計算物質科学という新しい分野をともに開拓しましょう。

目標は計算物質科学により、基礎科学の源流を物質機能とエネルギー変換を操る奔流に拡大・深化させることです。そのための道筋として4つの戦略課題を設けました。

CMSI 統括責任者 常行 真司

(東京大学物性研究所/大学院理学系研究科 教授)