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第2回「共通基盤シミュレーション手法」連続研究会

作者: 三浦 淳子 — 最終変更 2015年07月24日 13時24分
第一原理多体摂動論ワークショップ

- 多体摂動計算手法の現状と展望 -

 

【開催概要】

日時:平成27年8月18日(火)10:30-14:45
場所:東京大学柏フューチャーセンター 205号室

<参加申込>

※参加申込締切:2015年8月10日(月)

 

【開催趣旨】

計算物質科学の対象は光・電子デバイス材料、磁石材料、構造材料、機能性化学品等、多岐に亘り、これらの物質のシミュレーションにはそれぞれに特化した手法が開発されています。しかし一方で物質・材料シミュレーションでは対象とする物質・材料や現象が異なっていても用いる計算手法や背後にある考え方、さらにはアプリケーション自体も多くが共通しています。そこで、これらの手法を課題毎に個別に開発するのではなく共通する部分を見極め、基盤的シミュレーション手法・アプリケーションとして開発することにより、課題間の連携が大いに促進することが期待されます。この様な現状認識の下で、計算物質科学コミュニティにおいて計算手法、共通基盤アプリケーション、基盤的並列数値計算アルゴリズム、さらに実験との連携課題等に関して恒常的に議論する場を提供するために、本連続研究会は企画されました。各会の研究会では共通する手法やアプリケーションに関する特定の話題にフォーカスし、深く議論する機会を提供します。本連続研究会を継続することで、計算物質科学コミュニティの連携が促進され、その結果として来るべきエクサスケールコンピューティング時代の物質・材料シミュレーション手法の飛躍的な高度化を目指しています。
第2回となる今回の研究会ではNIMSと共催し、日本国内の第一原理多体摂動論研究者やモデル多体計算の専門家をお招きし、第一原理多体摂動計算手法の現状と将来展望、またソフトウエアとしてプログラムパッケージ、ライブラリの公開具合・計画等を深く議論する機会としたいと考えています。

 

【プログラム】

時間内容
10:28-10:30 主旨説明
10:30-11:00 「第一原理グリーン関数計算の概観」
三宅 隆 (産業総合技術研究所)
11:00-11:30 「グリーン関数の極と零点 — クラスター動的平均場理論に基づく自己エネルギーの非摂動論的計算」
酒井志朗 (東京大学)
11:30-12:00

「強相関電子系に対するグリーン関数法を用いた非局所揺らぎの考察」
楠瀬博明 (明治大学)

12:00-13:00 昼食
13:00-13:30 「PMT-QSGW 法の応用例と今後の課題」
小谷岳生 (鳥取大学)
13:30-13:45 「第一原理計算に基づく多体効果モデル計算と物質設計」
榊原寛史 (理化学研究所)
13:45-14:15 「多体摂動論に基づいた全電子第一原理グリーン関数法の開発と応用計算」
野口良史 (東京大学)
14:15-14:45 「強相関金属の第一原理多体摂動計算」
中村和磨 (九州工業大学)

 

【旅費・交通費】

申し訳ございませんが、本会議につきましてご参加される方への旅費支給は原則行っておりません。

 

【共催】

・国立研究開発法人 物質・材料研究機構
・「次世代の産業を支える新機能デバイス・高性能材料の創成」
(ポスト「京」重点課題(7)) サブ課題G.共通基盤シミュレーション手法)

 

【お問い合わせ】

計算物質科学イニシアティブ事務局 
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5 
TEL  04(7136)3279 / FAX  04(7136)3441
email  adm-office[at]cms-initiative.jp