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鉄系高温超伝導が生じる仕組みをスーパコンピュータ「京」を用いて解明 ー 電子密度の揺らぎと超伝導の出現が連動 ー

作者: 下敷領 恵美 — 最終変更 2014年12月26日 15時22分

東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の三澤貴宏助教、今田正俊教授は、スーパーコンピュータ「京」を活用した鉄系超伝導体の第一原理計算により、電子密度のゆらぎの増大が超伝導の原因であることを見出しました。これは長年の高温超伝導の仕組みを解明しようとする基礎研究の中で重要な意義を持つものです。また、より高い転移温度を持つ超伝導体の物質設計や実験探索にもはずみがつくと期待されます。

●東京大学大学院工学系研究科
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/tpage/release/2014/141224_1.html