″First-principles investigation on Rydberg and resonance excitations: A case study of the firefly luciferin anion"
作者: 下敷領 恵美
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2015年05月14日 11時00分
Yoshifumi Noguchi, Miyabi Hiyama, Hidefumi Akiyama and Nobuaki Koga
J. Chem. Phys. 141, 044309 (2014)
蛍生物発光において、その発光メカニズムはまだわかっていないことが多い。野口良史らは蛍生物発光の基質であるホタルルシフェリン（真空中）の励起状態を多体摂動理論による第一原理計算を用いて研究した。計算された光励起スペクトルは実験結果とよい一致を示した。本研究によって励起状態の電子状態の詳細が明らかとなった。今後、水溶液中での励起状態の第一原理計算を進めることで、蛍生物発光のメカニズムの解明につながると期待される。
(CMSI週刊ニュースvol.56(5.15.2015)に掲載）
