"Solidification in a Supercomputer: From Crystal Nuclei to Dendrite Assemblages"
作者: 下敷領 恵美
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最終変更
2015年08月21日 14時19分
Y. Shibuta, M. Ohno, T. Takaki, JOM 67, 1793-1804 (2015)
本研究では、分子動力学法とフェーズフィールド法を用いたGPU大規模計算による最先端の凝固シミュレーションが紹介されている。単一GPUを用いた100万原子の分子動力学凝固シミュレーションにおいて、自発的な均一核生成、デンドライト形態に繋がる結晶核の異方性形態、その後の粒成長計算に成功している。また、界面幅の大きさを変えても結果が変らない定量的フェーズフィールドモデルの収束挙動評価、それを用いたGPU大規模シミュレーションによるデンドライト競合成長メカニズム解明が示されている。更なる大規模計算とモデルの高精度化によって、凝固分野における更なる新しい結果が期待されます。
http://link.springer.com/article/10.1007/s11837-015-1452-2
(CMSI週刊ニュースvol.70(8.21.2015)に掲載)