物性研究所スパコン共同利用・CCMS合同研究会「計算物質科学の今と未来」
【開催要項】
- 日時: 2016年4月4日(月)13:00 - 5日(火) 18:00
会場: 東京大学物性研究所 6階 大講義室
・物性研までの 地図
・柏キャンパス内の 地図
懇親会: 4月4日(月) 18時15分から
場所:「和ダイニング 花あかり」
*ららぽーと柏の葉 3階 (柏の葉キャンパス駅そば)
参加費 4,000円 (学生 2,000円) -
- 【旅費・交通費】
-
特別講演者、招待講演者、パネラーに旅費を支給いたします。 また、ポスターに一般投稿いただける方にも予算の範囲で支給いたします。
<参加申込>
※参加申込締切は3月31日(木) です。
※旅費の支給を希望する方は、2月22日(月)までに参加申し込みをしてください。一般投稿者への旅費の支給の可否については3月上旬までにご連絡します。
※柏キャンパスゲストハウスに宿泊を希望する方は、2月22日(月)までに参加申し込みをしてください。部屋に限りがございますので、希望に添えない場合がございます。ゲストハウス宿泊の可否については3月上旬までにご連絡します。
<アブストラクト投稿>終了しました
※特別講演者、招待講演者の方およびポスター発表希望者の方は、アブストラクト投稿フォーム をご利用ください。
※投稿する方は<参加申込>を済ませてからお申し込みください。
※アブストラクト投稿締切は3月7日(月) です。
【開催趣旨】
昨年7月に物性研スーパーコンピュータシステムが更新され、物性計算の大規模化が加速している。今年4月からはポスト京コンピュータ・プロジェクトの本格実施が始まり、大規模化が促進されるだけでなく、産業応用をにらみながら他分野の研究者との連携や融合が進み、その結果例えばデータ駆動型科学の手法を新たに取り入れた研究などが存在感を増している。これと同時に物性研では、昨年4月からの取り組みとして、ソフトウェア高度化プロジェクトおよびGPGPU移植支援プロジェクトを立ち上げ、ハードウェアの提供にとどまらず最新のHPC技術を取り入れたコミュニティソフトウェアの提供を目指した独自の取り組みを始めた。このように計算物性が質的にも量的にも変化を遂げているなかで、最新の物性計算および他分野でのHPC計算に関する情報交換の場を提供すべく本研究会を企画した。本研究会ではまたパネルディスカッションを設け、今後のさらなる物質科学の研究の発展や物性研スパコン共同利用サービスの向上のために今何をすべきかということに関して討論する。
【プログラム】
4 月4 日(月) | |||
13:20‐13:30 | Opening | ||
13:30‐13:55 | A01 | 赤井 久純 (東京大学) | 「非平衡KKR グリーン関数法の開発とショットキー障壁への応用」 |
13:55‐14:20 | A02 | 野口 良史(東京大学) | 「第一原理によるUV-vis 吸収スペクトルとX 線吸収スペクトル計算」 |
14:20‐14:45 | A03 | 常行 真司(東京大学) | 「物質構造と電子状態の第一原理シミュレーション手法の開発と応用」 |
14:45‐15:00 | Coffee Break | ||
15:00‐15:25 | A04 | 石河 孝洋(大阪大学) | 「遺伝的アルゴリズムによる硫黄 -水素系化合物の高圧相探索」 |
15:25‐15:50 | A05 | 北島 顕正(国立国会図書館) | 「レアイベントサンプリングによる魔方陣の数の推定」 |
15:50‐16:15 | A06 | 萩田 克美 | 「ナノ粒子充填高分子系の粗視化MD 法による仮想散乱実験」 |
16:15‐17:45 | Poster Session〈6 階ラウンジ〉 | ||
18:15‐ | 懇親会〈「和ダイニング 花あかり」ららぽーと柏の葉3階〉 | ||
4 月5 日(火) | |||
10:00‐10:40 | B01 | 藤田 航平(理化学研究所)【特別講演】 | 「『京』全系を使った都市地震シミュレーション」 |
10:40‐11:05 | B02 | 辻 直人(理化学研究所) | 「非平衡動的平均場理論と強結合超伝導体の量子ダイナミクス」 |
11:05‐11:30 | B03 | 藤堂 眞治(東京大学) | 「確率的最適化によるランダムスピン系の量子臨界現象の研究」 |
11:30‐11:40 | Coffee Break | ||
11:40‐12:05 | B04 | 大越 孝洋(東京大学) | 「電子格子相互作用を考慮した多変数変分モンテカルロ法の拡張とホルシュタイン・ハバード模型の数値解析」 |
12:05‐12:30 | B05 | 正木 晶子(理化学研究所) | 「並列化量子モンテカルロ法の開発と格子ボース系への応用」 |
12:30‐13:30 | Lunch Break | ||
13:30‐14:30 | 渡辺 宙志(東京大学)、星 健夫(鳥取大学)、吉本 芳英(東京大学)、毛利 哲夫(東北大学) | パネルディスカッション「全国共同利用スパコンの今後について」 | |
14:30‐14:55 | B06 | 尾崎 泰助(東京大学) | 「OpenMX Ver. 3.8 の開発」 |
14:55‐15:20 | B07 | 有田 亮太郎(理化学研究所) | 「高圧下硫化水素の超伝導転移温度の第一原理計算」 |
15:20‐15:45 | B08 | 押山 淳(東京大学) | 「実空間密度汎関数法による物性計算:SiC ナノファセットの形状とスピン」 |
15:45‐16:00 | Coffee Break | ||
16:00‐16:25 | B09 | 安藤 嘉倫(名古屋大学) | 「ソフトウェアMODYLAS を用いた大規模分子動力学シミュレーション」 |
16:25‐16:50 | B10 | 小澤 遼(東京大学) | 「遍歴磁性体における多項式展開法を用いた高効率シミュレーションによる新奇な非共面的磁気秩序状態の探索」 |
16:50‐17:15 | B11 | 吉見 一慶(東京大学) | 「東京大学物性研究所 ソフトウェア開発・高度化プロジェクトについて」 |
17:15‐ | Closing |
特別講演者 藤田航平
招待講演者 有田亮太郎、辻直人、正木晶子、藤堂眞治、大越孝洋、北島顕正、萩田克美、安藤嘉倫、赤井久純、尾崎泰助、野口良史、石河孝洋、押山淳、常行真司、吉見一慶、小澤遼
パネリスト 星健夫、吉本芳英、毛利哲夫、渡辺宙志
※敬称略、順不同
【組織委員】
川島直輝(物性研 教授)、野口博司(物性研 准教授)、杉野修(物性研 准教授)、渡辺宙志(物性研,助教)、笠松秀輔(物性研 助教)、野口良史(物性研,助教)、森田悟史(物性研,助教)、小田竜樹(金沢大 教授)、吉本芳英(東京大 准教授)、川村光(大阪大 教授)、岡本祐幸(名古屋大 教授)、求幸年(東京大 准教授)、川上養一(京都大 教授)
※敬称略、順不同
<参考情報>
物性研究所共同利用スーパーコンピュータ
計算物質科学研究センター(CCMS)・元素戦略プロジェクト 合同研究会
「計算物性物理学の新展開」(2013年10月10日~11日開催)
物性研スパコン共同利用・CMSI 合同研究会(第4回 CMSI 研究会)-計算物質科学の課題と展望-(2013年12月10日~13日開催)
第1回CCMSシンポジウム (2011年9月12日~13日開催)
第2回CCMSシンポジウム (2012年10月22日~23日開催)
第3回CCMSシンポジウム (2013年10月19日~20日開催)
物性研究所スーパーコンピュータ共同利用報告会兼第4回CCMSシンポジウム (2014年11月12日~14日開催)
【お問い合わせ】
email: keisan16@issp.u-tokyo.ac.jp