第22回 CMDワークショップ<終了>
【開催要項】
日にち: 2013年3月4日(月)- 3月8日(金)
場所 : 理研AICS
ニチイ学館 神戸ポートアイランドセンター
【開催趣旨】
材料科学、物質科学は、21世紀においても社会の技術基盤の発展を支える中心的な役割を果たすと考えられていますが、これまでの経験的な組み合わせ論的新素材開発手法のみでは、新しい知見に到達するまでの研究の効率化と省資源化・環境調和性の実現についての総合的検討の現代の必要性に対処できないと考えられています。コンピュテーショナル・マテリアルズ・デザイン(CMD®)の手法は、このような状況におけるブレークスルーとなる可能性が極めて高いと期待されています。このワークショップはコンピュテーショナル・マテリアルズ・デザインの可能性を展望するとともに、その基本となる最先端の計算手法を学び、実際にマテリアルズ・デザインを体験することにより、物質科学の新しいパラダイムに対応できる基礎能力をつけることを目的としています。 第17回からスーパーコンピューターコースを設置し、スーパーコンピューターを活用して大規模な系への適用についての実習も行っています。次世代スパコンプロジェクトが進行している中、それを使いこなす人材の育成が急務です。しかし、F1マシンに例えられる次世代スパコンは容易に使いこなせるものではありません。そのためには、まず現存するスーパーコンピューターを十分使いこなす人材を育成することから始める必要があります。本ワークショップでは、ベクトル化や並列化といったテクニカルな部分よりも、実際に計算して物質を設計する点に重点をおいて、5日間の合宿形式でスパコンを自由に使って実習を行います。
【内容】
効率性、環境調和性が要求される21世紀の研究開発で重要な役割を果たすコンピュテーショナル・マテリアルズ・デザイン手法に関するチュートリアルを含むワークショップ。
1. 第一原理計算の基礎
2. マテリアルデザインの基礎と応用
3. MACHIKANEYAMA2002実習
4. STATE-Senri実習
5. Osaka2k実習
6. ABCAP実習
7. HiLAPW実習
8. NANIWA-Series実習
9. ES-OPT実習
10.RSPACE実習
11.Ecalj実習
その他
【定員】
40名程度(申し込み書記載内容による選考があります)
<主催>
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻
大阪大学サイバーメディアセンター
東京理科大学
計算物質科学イニシアティブ(CMSI)
独立行政法人日本学術振興会 研究拠点形成事業 A.先端拠点形成型
大阪大学Quantum Engineering Design Research Initiative