第6回 CMSI産官学連続研究会<終了>
~熱マネジメント技術を支える材料シミュレーション~
省エネ技術は随分と進歩していますが、それでもなお未利用のエネルギーが社会に多く排熱されています。100℃前後の回収が難しい低温・低質な排熱も含めると社会全体では膨大な排熱量になると言われています。それを回収利用する技術、例えば熱電技術、蓄熱技術、断熱技術、ヒートポンプ技術等は古くから知られていますが、広く普及している訳ではありません。これらの技術の飛躍的な性能向上を実現するには、革新的な部材の創出が必要です。このように、部材開発に大きなロードがかかる場合、従来の模索的な実験材料探索のみでは困難が予想されます。この様に、この分野では計算シミュレーションによる材料スクリーニングに対する期待が大きく高まっています。
本研究会ではこれらの問題に直面している企業の実験開発現場の研究者と理論・シミュレーション研究を行っている大学・研究機関の研究者の対話を促し、計算シミュレーションによる材料スクリーニングの展望を議論するきっかけにしたいと思います。
大学、研究機関、企業内の計算シミュレーション研究者及び実験開発研究者等、幅広い分野の皆様方のご参加を期待しております。
【開催要項】
日程: 平成25年3月12日(火) 10:30~17:15
会場: 秋葉原UDX カンファレンス (UDX南ウィング6階)
参加費: 無料 (意見交換会参加費:3000円) ※当日受付にてお支払いください。
定員: 120名
<Webからの参加お申込は締め切りました>
会場に多少の余裕があるため当日の参加受付を行いますので、お名刺をご用意ください。
【プログラム内容】
10:30-10:35 「はじめに」
浅井 美博 (CMSI産官学連携小委員会・委員長)
10:35-10:50 「未利用熱の革新的利用に向けて―材料シミュレーションへの期待―」
小原 春彦 (産業技術総合研究所・エネルギー技術RI)
10:50-11:20 「自動車における熱技術」
志満津 孝 (豊田中央研究所)
11:20-11:50 「富士フイルムの熱マネジメント技術と高機能材料」
青合 利明 (富士フイルム)
・・・昼休み ・・・
13:15-13:45 「熱・温度を制御できるエラストマー系蓄熱材」
但木 稔弘 (JSR)
13:45-14:15 「産業分野にみる排熱実態と蓄熱材/熱媒による熱回収のポテンシャル」
石田 豊和 (産業技術総合研究所・ナノシステムRI)
14:15-14:45 「クラスレートハイドレートの多形と冷媒としての可能性」
田中 秀樹 (岡山大学・理学部)
・・・コーヒーブレイク・・・
15:00-15:30 「環境低負荷熱電変換材料ホイスラー合金薄膜の熱電性能」
早川 純 (日立製作所・中央研究所)
15:30-16:00 「ナノ結晶材料の熱伝導シミュレーション」
塩見 淳一郎 (東京大学・大学院工学系研究科)
16:00-16:30 「クラスレート化合物BGG, BGSの熱伝導シミュレーション」
常行 真司 (東京大学・大学院理学系研究科)
16:30-17:00 「非平衡量子伝導理論シミュレーションの立場から見た熱電材料の最適設計」
浅井 美博 (産業技術総合研究所・ナノシステムRI)
17:00-17:15 「コメント」
寺倉 清之 (産業技術総合研究所・名誉リサーチャー)
17:30-18:45 意見交換会 (会費:3000円)
【参加登録申し込み・旅費申請】
Webからの参加お申込は締め切りました。会場に多少の余裕がありますので当日受付を行います。
- 参加登録締切: 2013年3月7日(木)
- 定員に達し次第、参加登録および旅費申請を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。(会場に余裕があれば、当日のご参加登録も可能です)
- 旅費の支給は、計算物質科学イニシアティブ(CMSI) メンバーの方に限らせていただきますのでご了承ください。
旅費申請は、2月5日(火) が締切です。(申し訳ございませんが、すでに締め切りました)
【お問い合わせ】
計算物質科学イニシアティブ事務局
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-office[at]cms-initiative.jp