第8回 CMSI産官学連続研究会
【開催要項】
日程: 平成26年2月5日(水) 13:00~16:30 (調整中)
会場: 秋葉原ダイビル (5階カンファレンスフロア5B)
参加費:無料
<参加申込>
※参加登録は締め切りましたので、参加ご希望の方は当日受付にお名刺をお持ちください。
【開催主旨】
低消費電力社会実現の基盤技術として、磁石研究がクローズアップされています。過去30年間、最強磁石の座にあるネオジム磁石は、大きな磁化を持つ一方で高温での保磁力が弱点で、ハイブリッドカーや電気自動車で使用可能な希少元素フリー高性能磁石の開発が大きな課題になっています。保磁力機構の解明と新磁石材料の提案において計算科学に対する期待は大きく、文部科学省・元素戦略プロジェクト、経済産業省・未来開拓研究プロジェクト等の磁石プロジェクトに計算科学の研究者が参画しています。この問題には元素戦略、マルチスケール、複雑界面、強電子相関など他の研究テーマと共通する課題も多く含まれ、基礎科学の観点からも注目を集めています。本研究会では、ネオジム磁石の発明者である佐川眞人博士を迎え、これらの問題に直面している企業の開発現場の研究者と理論・シミュレーション研究を行っている大学・研究機関の研究者の対話を促し、計算シミュレーションによる高性能磁石研究の展望を議論するきっかけにしたいと思います。
【プログラム】
13:00-13:05 はじめに
13:05-14:05 特別講演
佐川 眞人(インターメタリックス)
14:05:14:25 「永久磁石の電子論 -概観-」
三宅 隆(産業技術総合研究所)
14:25-14:50 コーヒーブレーク
14:50-15:10 「スピン・軌道磁気モーメントの評価」
石橋 章司(産業技術総合研究所)
15:10-15:40 「希土類磁石における結晶場理論と磁気異方性」
佐久間 昭正(東北大学)
15:40-16:10 「永久磁石のマイクロマグネティックスシミュレーションの可能性」
古屋 篤史(富士通)
16:10-16:25 コメント
高尾 正敏(大阪大学)
広沢 哲(物質・材料研究機構)
16:25-16:30 おわりに
【参加申込・旅費申請】
こちら より参加をお申し込みください。
【お問い合わせ】
計算物質科学イニシアティブ事務局
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-office[at]cms-initiative.jp
共催: 計算物質科学イニシアティブ(CMSI)、産業技術総合研究所
企画: CMSI産官学連携小委員会