第5回 CMSI産官学連続研究会~原子スケールシミュレーションからTCADへ~<終了>
半導体デバイスの構造や作成条件の最適化を行うTCAD(Technology CAD (Computer Aided Design))は、シミュレーション技術の産業利用の一つの典型例です。その基本的な考え方や企業での具体な利用例に触れることは、半導体分野外の研究者にとっても、シミュレーションの産業応用を考えるうえで大いに参考になると思われます。
半導体分野においては、デバイスの微細化と新材料の導入が進み、さらに新機能・新構造デバイスの研究開発が進む中、原子スケールまで包括したCADへの期待は以前にも増して大きくなっています。しかし、企業での利用にあたっては、計算時間、計算規模の問題、マルチスケール、マルチフィジクスへの取り込みなど、課題は山積しています。
今回の産官学連続研究会では、企業でナノデバイスに比較的近い領域で活躍していらっしゃるシミュレーション分野の専門家の方々にご講演をお願いし、計算物質科学分野の研究者との議論を通じて、課題克服のための方策や、将来の産業応用に向けたシミュレーションツールの連携、統合、体系化などについて考える機会を設けました。意見交換の時間も設けましたので、産官学連携について議論する場としてご利用ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
【開催要項】
- 日時: 2012年12月21日(金) 13:30 - 17:00
- 会場: 秋葉原ダイビル5階 カンファレンスフロア 5A [地図]
最寄り駅 JR秋葉原駅(徒歩1分)
東京メトロ銀座線 末広町駅(徒歩3分)
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅(徒歩4分)
つくばエクスプレス 秋葉原駅(徒歩3分) - 会費: 無料
主催:計算物質科学イニシアティブ(CMSI)
企画:産官学連携小委員会
<参加お申込>
【プログラム内容】
13:30-13:35 企画の趣旨
産官学連携小委員会委員
(株)富士通研究所 金田 千穂子
13:35-14:20 産業界からみた半導体シミュレーションのニーズ(仮題)
富士通セミコンダクター(株) 佐藤 成生
14:20-15:05 第一原理計算とナノデバイスにおける界面エンジニアリング(仮題)
(株)東芝 石原 貴光
15:05-15:25 (休憩)
15:25-16:10 フルバンド・デバイスシミュレーションによるキャリア輸送特性解析
ルネサスエレクトロニクス(株) 竹田 裕
16:10-16:55 意見交換
(司会) (株)富士通研究所 金田 千穂子
16:55 – 17:00 まとめ
産官学連携小委員会委員長
(独)産業技術総合研究所 浅井 美博
【参加登録申し込み・旅費申請】
<参加お申込>
- 登録締切: 2012年12月17日(月)
- 定員に達し次第、参加登録および旅費申請を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。(会場に余裕があれば、当日のご参加登録も可能です)
- 旅費の支給は、計算物質科学イニシアティブ(CMSI) メンバーの方に限らせていただきますのでご了承ください。
旅費申請は [12月13日(木)] までとします。
【お問い合わせ】
計算物質科学イニシアティブ事務局
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-office[at]cms-initiative.jp